ねこめしの日記

週2・3回更新できればなー。と、思っています。

ボーダーライン

 生徒の指導について悩んでいます。
高校生で保健室登校は(時間数が足りなくなるので本来ありえないことです)ない訳です。
中学校の時に保健室登校だった生徒と、過去に関わったことがありますが、勉強をしたいと思う生徒は教室へ入れなくても、教科書を開く様子がみられました。別室と教室の距離は2mほど。
別室を出たら、教室の入り口近くのベンチで壁越しに先生の授業を聞く。距離は2m未満。
物理的に距離は近づいて、やがて教室で授業を受けるようになりました。


生徒は人と話すことが苦手だったので、趣味の話から関係づくりを始めました。
本人の努力と、勉強をしたい姿勢が見られたので、先生方も課題を出して、コミュニケーションをとるようになりました。

もちろん、みんながみんな、そういうケースではなく。
保健室に来れば、どうにかなる。と、思っている生徒が少なからずいます。
で、学校も生徒数を確保したいからとる。


おそらく、支援が必要と思われる生徒が多い。
でも、特別支援学校ほど体制がとれるわけじゃないから、つまずく。教師も生徒も。
支援体制をとるなら、教師間はもちろん、他の生徒にだってその生徒の特性について周知しなければならない。ここが難しいところ。

他の生徒からしたら「なんでこいつだけ、特別扱い」と不審に思う。
で、そういうのが重なってもっとクラスに居づらくなる。
自分で環境を変えなきゃ。どうにもならない。

再三言うけど、逃げるか逆ギレ。

保健室ってなんだっけな。と、思う今日この頃です。